孤児たちの城―ジョセフィン・ベーカーと囚われた13人高山文彦 ¥ 1,680 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
孤児たちの城―ジョセフィン... | |
| 新潮45連載中はこの作品を読むのが楽しみで ワクワクしながら読んだものだ・・・でも、3話ぐらいまで読んだ後、 そもそもその雑誌を買わなくなったので、その後の話がずーと気になっていました 連載を読んだ人でも大きく構成を変えてあるので読めると思いますが、ワクワク感はありません。自分の出生を知る事が非凡な幼児期をおくって来た物にどんな作用を与えるのか 考えさせられました。ただ、本当の事はわからない、私は当時は知らなかったけれど、 当時の新聞記事などを読んでジョセフィン・ベーカーについて少しでも関心を持った人には とても、興味深く読む事が出来るだろうと思いました。 私はあいにく彼女の事を知りませんでした、でも、文中から彼女の魂に響く歌声と、子供たちの魂の叫びが、読書中音楽として聞こえたような気がしました しかしながら高山文彦の作品としては、ちょっと物足りない、水平記や火花のように作者の心に入っていけない、もどかしさを作者も感じ読者も感じるけれど、もしかしたら 今も生きている13人を書くのだからこそ、そのもどかしさこそ作者の書きたかった事かもしれない | ||
エレクトラ―中上健次の生涯高山文彦 ¥ 2,500 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
エレクトラ―中上健次の生涯 | |
| これまでも何作か評伝を読んだことがあるが、これ程に圧倒されたことはかつてなかった。 中上建次の作品も何作か読んでいるが、それらの作品がどのように生まれ、編集担当者との壮絶なやりとりの末、完成されたかを知ると、もう一度中上作品を読み直さずにはいられない。 無頼派、豪放磊落、破滅的な作家とならした中上健次も、この作品を読むと、物悲しくもあり、家族も愛した普通の男の一面も理解でき以前よりもう少し身近な存在となりえた気がする。 あの時代、あのような出自を背負い生きた男の足跡を、著者はしっかりと描き追った渾身の評伝であ。中上作品を読んだことのない読者にもお奨めだ。私自身の中上健次との出会いは「地の果て 至上の時」。 そこからさかのぼって作品を読んで行く方向と、 作品をリアルタイムで読んでいく方向との2方向で付き合ってきた。 作品世界の豊饒さと読み解く順の交錯とで、より豊かさが広がったと思っている。 中上健次のあまりにも早い死は衝撃だった。 それだけに、「第11章熊野に死す」は静かで悲しかった。 レビューにもある通り、作家は作品で評価するのが第一ではあると思う。 しかし、中上健次を読みたい... | ||
水平記〈上〉―松本治一郎と部落解放運動の一〇〇年 (新潮文庫)高山文彦 ¥ 660 通常24時間以内に発送 |
水平記〈上〉―松本治一郎と... | |
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水平記〈下〉―松本治一郎と部落解放運動の一〇〇年 (新潮文庫)高山文彦 ¥ 660 通常24時間以内に発送 |
水平記〈下〉―松本治一郎と... | |
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日本人への遺言城山三郎 高山文彦 ¥ 1,575 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
日本人への遺言 | |
| 絶妙のタイミングで「日本人への遺言」とあり「by 城山三郎」を「城山三郎著」と早とちりして買いました。 数十年前に読んだ「粗にして野だが卑ではない」を読み返していた時に、立て続けに城山三郎の本が出版されて(亡くなった為に)この本も買いました。 文面も殆どが高山文彦氏の喋りで、城山氏は相槌を打っているので同意しているのでしょうが、城山氏の文章の味は全くない。 「嬉しうて、そして・・」と「そうか、もう君はいないのか」の方が「遺言」のような気がします。私が彼の存在を知ったのは、新聞に出ていた記事から。それも本人が体調を崩している、という記事で。。 晩年に個人情報保護法案への反論を続けていた、その姿勢とその背景、 また、戦中・戦後にかけて何が変わっていったのか?、対談という形式を取りつつも、実にリアルに描かれています。 読後の感想は、私が知りたかったのは、こういう話だ、、、の一言に尽きます。 一頃流行(?)した、白州に関連する本を読んだ時と同質の読後感。 また、モノ書きとしてここまで真摯な人が居たのか、ということが嬉しい一冊です。本書は、ノンフィクション作家の高山文彦が城山三郎に戦争、作家... | ||
ロンメル将軍―砂漠の狐 (PHP文庫)柘植久慶 ¥ 700 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ロンメル将軍―砂漠の狐 (... | |
| よく調べられてますが,研究書というには物足りないしぃー ドイツ軍好きなら楽しめますし,たまには知らなかった事実 も発見できます。 コンパクトで良くまとまってますが,著者のこの手のノンフ ィクションは大学生の卒業論文みたいなレベルなんだな。深 さがもうちょっと欲しい。 とりわけ今はロンメルという非常に有名人ですから,もう 少し掘り下げがないとね。 | ||
マリー・ルイーゼ―ナポレオンの皇妃からパルマ公国女王へ塚本哲也 ¥ 2,600 通常24時間以内に発送 ★★★ |
マリー・ルイーゼ―ナポレオ... | |
| 至るところに、マリー・アントワネットの亡霊が徘徊している。この本 の作者は、『ベル・バラ』のファンなのだろう。そして、ご自身がしょ っちゅう本の中に顔を出す。下手な観光案内もおびただしい。文章の手 入れをするべきである。推敲を一度でもやったのだろうか? 日本では、いかにくだらない駄作であっても、装丁は必ずといってよい 程ハード・カバー。肖像画のある程度のものでも持ってくれば、中身も あるものか?と見た目には思っしまう。外国みたいにペーパー・バッ クにして安くした方が良い。肖像画で思い出したが、この本のヒロインは ブロンドではなかった。(なのに本の中ではブロンドだと出てくる…。邦 人に多いというブロンド・コンプレックスらしい) が、ひとつだけ上手いところがあった。男尊女卑のせいか、お妃という のは大抵が下ネタに強い関心を持たれる。つまり、いつ亭主とヤッタか ?だ。が、この本では、上手く表現出来ていた。(作者の妙な才能か?) マリー・アントワネットは山程嘘話しが作られた。それをみんな信じて いるらしい作者のアホらしさ。(このヒロイン、マリー・ルイーゼはM. アントワネットに可愛がら... | ||
責任 ラバウルの将軍今村均 (ちくま文庫)角田房子 ¥ 998 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
責任 ラバウルの将軍今村均... | |
| 我が尊敬する帝国陸軍大将の今村均伝としては、ご本人の回顧録の他には土門周平氏、秋永芳郎氏、日下公人氏、そして角田房子氏が書いているが、私は角田房子氏の本書が最も好きである。(今回は敢えて古い1987年7月新潮文庫版を読んだので、本来は本書ちくま文庫版にはレビューを書かないのが私の流儀だが、本書だけは特別に投稿した。)本書の特徴は、終戦のラバウル、バタビア、マヌス、そして世田谷区豪徳寺の戦後23年の今村将軍の生き方が特に丁寧に詳述されていること、先妻銀子と後妻久子のことを詳しく触れていること、著者ご自身が今村将軍と縁ある多くの方々との面談内容を記していること、著者ご自身が今村将軍の足跡を追って現地を訪れ記述していること、これらは本書今村均伝を更に内容豊かなものにしてくれた。私が何故に今村将軍を尊敬するか。やはり真のリーダーとして完璧な人物で、圧迫・圧政が当たり前の日本軍南方施政の中で理想的な軍政を行なった唯一の司令官であること、将兵の命を粗末にせず自給自足体制を確立し、10万の兵を無事に帰国させたこと、戦後の部下が収容されるマヌス島への移送嘆願、釈放後も遺族・部下の為に日本国中奔走する... | ||
悲劇の名将たち柘 久慶 ¥ 2,310 通常24時間以内に発送 |
悲劇の名将たち | |
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水平記 松本治一郎と部落解放運動の一〇〇年高山文彦 ¥ 3,150 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
水平記 松本治一郎と部落解... | |
| 部落解放運動には興味はあっていろいろ勉強したいと思っていましたが 本を読むだけで、いまいちわからなかったし、まだわからない私です。 それは、さておき、この本は読ませます。伝記ものは子供のときしか読んだことなかったけど とっても、面白いし、感動しましたし、なんせ松本治一郎がカッコよい 昔の紳士であり、かつ常識にとらわれない勇敢な人だって思いました。 ミハーな意見だけど 理想の紳士って感じ(今で言うちょいワルおやじ的な部分もある) 一読、本を置くあたわざるの面白さである。明示の世「解放令」により市民平等となったはずなのに、強固に残存する凄まじい部落差別。その差別の不条理さに敢然と挑戦していく松本治一郎−。本書は、松本治一郎という快男児の一生を活写した、優れた伝記である。解放運動史として読むこともできるが、イデオロギー臭さはカケラもない。むしろ、治安警察による弾圧、共産党との暗闘といった時代の「暗色」を重厚に描き込むことで、徹底した実践家である治一郎の「明るさ」を際立たせることに成功していると言える。晩年の松本治一郎が心を砕いたのは日中友好であった。政治的立場を180度異にしなが... | ||
甘粕大尉 (ちくま文庫)角田房子 ¥ 882 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
甘粕大尉 (ちくま文庫) | |
| 「満州」というと個人的には石原 莞爾に惹かれるのだが、石原と対立した「満州の夜を支配する男」甘粕もまた充分魅力的な男だということがわかった。 角田氏は当時の関係者に丹念に取材し、一般にイメージする「主義者」大杉栄の幼い甥まで惨殺した「残虐な憲兵」というイメージを払拭する。(大杉栄の妻伊藤野枝の話は瀬戸内寂聴氏の「美は乱調にあり」が抜群に面白いので参照されたい) 恐らく軍上層部の命に従って罪をかぶったことであらわされるように骨の髄まで軍人で、天皇を頂点とする日本に命を捧げた男は、大杉一家虐殺事件を機に闇の世界に足を踏み入れる。 後半生は傀儡国家満州国の実力者として辣腕を振い、満映では経営者としても指導力を発揮。一方「趣味は国際的謀略」と称される裏の部分については謎が多くあまり記述されてはいない。 甘粕の魅力は一方で現実主義・合理主義で時には冷たい面もありながら、満州人や中国人も庇護し(あくまで主=日本、従=満州という範囲の中でだが)、北京の街路樹を伐採しようとした軍に対し「戦後日本が野蛮な国と誹(そし)られる」と主張しそれを忌避するなど、広い視野に立っていたことだろ... | ||
シベリア鎮魂歌 香月泰男の世界立花隆 ¥ 2,800 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
シベリア鎮魂歌 香月泰男の... | |
| 香月泰男美術館に行ってきた。 この本でシベリアシリーズを知った。重厚な迫力があるシベリアシリーズだが、軽妙な洒落た絵画もあるのを美術館の展示で知った。 また香月氏のコミカルな「おもちゃ」もたくさん展示されていた。 それだけにシベリアシリーズの重さがより伝わってくる。 ぜひともこの本を読まれた方は美術館に足を運んでほしいと思う。 普段は全く絵画に興味がない自分でしたが、立花隆さんの著書が好きだったので、読みました。読んでから、絵画というものに興味を持てるようになりました。読んでみて、非常にためになりました。 香月さん本人による回顧録、ETV特集で放映された立花さんによる講演会の加筆・修正文を読むことで、シベリア抑留とは何であったのか、香月泰男さんが絵にこめた想いなどについて知ることができました。 この本を読んで、香月泰男さんの絵を実際に見たくなりました。近いうちに見に行こうと思っています。また、今まで絵画に全く興味が湧かない自分でしたが、立花さんの解釈を読んで、月さんに限らず、絵画をもっと色々見てみたいと思いました。 この本は今までの科学レポートや政治批判など、どうしても客観的記述... | ||
一死、大罪を謝す―陸軍大臣阿南惟幾 (PHP文庫)角田房子 ¥ 940¥ 1,126 ★★★★★ |
一死、大罪を謝す―陸軍大臣... | |
| 阿南陸軍大臣は、それ以前は、決して、陸軍において、目立つ存在でもなければ、失礼ながら「将来を嘱望された」人でもなかった。 この彼が、どうやって大東亜戦争を終結させるかという鈴木貫太郎内閣の陸軍大臣になったことは、時代と運命のめぐり合わせでしかない。彼でなければならなかったという状況ではないし、彼しかいなかったという状況でもなかった。 そういう状況の中で、鈴木貫太郎内閣で「終戦の方向」が暗黙裡に模索される中で、表面的には、「戦争継続」を強硬に論じ、他方、万一の場合の若手陸軍将兵の反乱を防止することも考えなければならないというのは、以下に心労であったろうか? 「ご聖断」が下った後、鈴木貫太郎にそれまでの失礼を詫び、別れるときには、すでに自決は決まっていたのであろう。 彼は、彼なりに「戦争継続」をいい続けることで陸軍を納得させながら、最後は「ご聖断」で彼の属した内閣の目的の達成を喜んでいたのではなかろうか?終戦をめぐる物語は数あれど、最後の陸相阿南惟幾に課せられた決断ほど困難なものはなかった。終戦への意思を胸に秘めつつ、徹底抗戦を叫ぶ帝国陸軍500万の統率者としてポツダム宣言受諾... | ||
それからのわたし高山文彦 清水秀子 ¥ 1,680¥ 1¥ 2,507 ★★★★ |
それからのわたし | |
| なかにし礼氏と離婚後に渡米して美容産業の分野で成功を収めた清水秀子氏が語る半生を、ライターが代筆した一冊です。大変読みやすい文章でまとめられていて、悪趣味な暴露本のような仕上がりにはなっていないこともあり、一気に読めました。 なかにし礼氏はかつて売れっ子作詞家であり、最近では直木賞受賞作家という華やかな履歴を持つ人物。しかし本書を読む限りは、かなり外面の良い人であるということが見て取れます。 ですが、男女の別れ話には互いの言い分があり、結局のところ真実は藪の中です。だから私は本書を読んでも、秀子氏となかにし氏のいずれかに無邪気に肩入れする気持ちは起こりません。どちらかといえば、私には縁のない芸能界に生きるなかにし氏よりも、アメリカの競争社会で暮らし、女手ひとつで娘を育てた秀子氏に、一定程度の共感を覚えたといえます。 ただしその秀子氏にも大きな距離を感じた部分があります。彼女は渡米当初、娘を千葉の実家に預けっ放しにしていました。久しぶりに日本へ戻って5歳の娘としばらく過ごした後、また単身帰米の途につくために実家を去る日の様子が本書に記されています。秀子氏が一人乗り込んだ車が実家を離れ... | ||
いのちの器―臓器は誰のものか (角川文庫)高山文彦 ¥ 660¥ 1¥ 1,180 |
いのちの器―臓器は誰のもの... | |
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名将たちの戦場 (中公文庫)柘植久慶 ¥ 1,000¥ 157¥ 950 ★★★★ |
名将たちの戦場 (中公文庫) | |
| 本書は古今東西の名将とその戦場が紹介されている。柘植氏は戦史研究としては随分西洋よりな印象を受ける。織田信長は本当に一般的な観点から記述がなされ、周喩と陸遜も正史なのか演義なのか判然としない印象を受ける。それでも、時折柘植節が混じりながらも簡潔にその人とその戦いが述べられているのは好感が持てる。掲載されている人物、又はかかわった戦いに興味のある方にお勧めします。 | ||
ネロが消えた高山文彦 唐仁原教久 ¥ 1,785 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ネロが消えた | |
| 子供のいない著者夫婦にとって愛犬ネロは子供も同然。そのネロ君が突然行方不明になってしまった。妻は夫を責め、夫は自分を責め、ふたりは心身ともにボロボロになりながらもネロを探す。死んでいるのか生きているのかもわからない不安。誰かに連れ去られたのでは?川に落ちて流されてしまったのでは?疑念はふくらむばかり。ゴールデンウイーク中で捜索がはかどらないまま必死に探すふたりの姿は涙を誘う。無事にネロが戻ってきたときは安堵でもらい泣きしてしまった。猫バージョンの有名どころに内田百けんの「ノラや」があるが、愛する家族を(ペットは家族です!)突然失った飼い主の心情は狂おしい。子どものいない二人にとって、ヨークシャテリアのネロ君は、ペットの範疇を超えた、まぎれもない家族なのでした。そんな彼がいなくなり、ふたりが全力で探す姿に何度も涙が。社会派のノンフィクション作家として知られる?山氏には、孤高の人のイメージがありましたが、実は子煩悩で愛情あふれる人物。遊んでくれとせがむネロ君に「パパちゃんは、お仕事します」と語りかけるシーンが大好きです! | ||
歴史を動かした「独裁者」―「強大な権力」はいかに生まれ、いかに崩壊したか (PHP文庫)柘植久慶 ¥ 650¥ 71 ★★★★★ |
歴史を動かした「独裁者」―... | |
| 一人一人の独裁者が4,5ページほどに小分けしてあり、大変読みやすい本です。そして、少ないページ数に分かりやすくまとめてあり、頭に入りやすい一冊。ぜひ読んで見てはいかがでしょうか?お勧めします。 | ||
イサム・ノグチ〈上〉―宿命の越境者 (講談社文庫)ドウス昌代 ¥ 790 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
イサム・ノグチ〈上〉―宿命... | |
| 読み応えがあり、満足です。特に、野口勇氏に関った人々への著者のインタビューが興味深く、この本に命を与えていると思います。 米国在住のノンフィクション作家が、日系米国人の彫刻家イサム・ノグチの生涯を丹念に取材した初の本格的評伝。日本人の父野口米次郎、米国人の母レオニーの非嫡出子として1904年ロサンゼルスに生まれる。赤子の彼を日本に連れて渡る時から「幼い頃から美への目を養い、やがては自分の思いを表現できる何らかの技術をその手につけてやりたい」と誓った母親の願いがすべての始まりであった。13歳の時、母親に従ってアメリカに帰り、その後ニューヨークを中心として彫刻の制作に励む。 1960年以降、建築家ゴードン・バンシャフトとの仕事が本格化、「大いなる始まり」の時代に入る。庭という小宇宙に活路を見出し、更に公共的仕事をする豊饒の季節を迎える。香川県牟礼に石の彫刻仕事場、よき石工との出会いがあった。 1985年、ニューヨークのロング・アイランド・シティにイサム・ノグチ庭園美術館がオープン。設立の趣旨を「われわれが生きた時代と重要な関わりを持ちながら展開してきた、私の仕事の全体像を見ていただき... | ||
イサム・ノグチ〈下〉―宿命の越境者ドウス昌代 ¥ 790 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
イサム・ノグチ〈下〉―宿命... | |
| 米国在住のノンフィクション作家が、日系米国人の彫刻家イサム・ノグチの生涯を丹念に取材した初の本格的評伝。日本人の父野口米次郎、米国人の母レオニーの非嫡出子として1904年ロサンゼルスに生まれる。赤子の彼を日本に連れて渡る時から「幼い頃から美への目を養い、やがては自分の思いを表現できる何らかの技術をその手につけてやりたい」と誓った母親の願いがすべての始まりであった。13歳時、母親に従ってアメリカに帰り、その後ニューヨークを中心として彫刻の制作に励む。 1960年以降、建築家ゴードン・バンシャフトとの仕事が本格化、「大いなる始まり」の時代に入る。庭という小宇宙に活路を見出し、更に公共的仕事をする豊饒の季節を迎える。香川県牟礼に石の彫刻仕事場、よき石工との出会いがあった。 1985年、ニューヨークのロング・アイランド・シティにイサム・ノグチ庭園美術館がオープン。設立の趣旨を「われわれが生きた時代と重要な関わりを持ちながら展開してきた、私の仕事の全体像を見ていただきたいためです」と述べている。(同名の庭園美術館は香川県牟礼にも設立されている) 従来の彫刻家の枠をこえ、美術界でぶつかる... | ||